えっそうなの?名刺作成サイトを20年やって見えた業績悪化企業と爆発成長企業の名刺の違い。

早いもので、弊社もカードパラダイスを始めとした名刺・封筒作成サイトを運営して20年になります。当初は数多くのクライアント企業様のCI、VI構築のサポートをしている中、クライアント様にデザイン済みデータをお渡ししたところ、その先の印刷会社で印刷するとなんと100枚で¥6,800もしてた事実を知った時が、そもそも名刺封筒作成サイトの運営をするきっかけとなりました…。
年間数百万のご発注をいただくクライアント様に対し、名刺デザインのみのご請求はほぼなく、概ねCI請負金額に含まれているのが通常でした。がしかし、社員数を名刺作成単価にかけると、なんと弊社のCI受注額をはるかに上回っているではありませんか…。
んん〜〜〜。これはいかがなものかと…。悔しさ半分、徒労感半分でなんだか複雑…。
これには正直驚愕しました。弊社が半年から1年をかけてさまざまな検証・検討・審議を経てようやく全体のグランドデザインが決定し、請求発生の後、入金があるのは1年後は当たり前の中、競合相手のいない名刺作成の受託業務で、百万を優に超えることに、当時は本当に仕事の収益効率と品質のバランスに少々疑問も持っていたのも事実です。
そこで、弊社は一年発起してオンデマンドプリント機材を導入し、BtoBはもちろんBtoCコンセプトのサイトを立ち上げ、せめて弊社のクライアント様に名刺作成のコスト削減提案を行い続け、お陰様で200社を超えるお客様に支えていただいている現在に至っております。
たかが名刺、されど名刺
気付いてみればすでに20年…。
そこで今までの受注先企業の運営状況や姿勢などから、
どうやら業績の上がらない企業名刺と飛ぶ鳥を落とす勢いのある企業名刺で
いくつかの方向性の違いがあることがわかったのです。
これは、すぐにでも皆様にお伝えせねばと興奮冷めやらぬ昨今
シンプルにお伝えしたいと思います。
1)メールアドレスは名前の直下記載は必須
よく、メールアドレスを住所の文末、電話番号、ファックス番号の次に記載する企業がほとんどですが、住所末尾よりも名前の直下の方がはるかに視認性は高いのでオススメです。これはよく成長著しいベンチャーIT企業様に多く見受けられます。PMを実施している企業であれば、直接の担当者へのコンタクトはもちろんですが、業務効率優先で考えれば、メルアドの名刺内の視認性追求は当然ですネ。
2)営業・企画職社員ブログの
QRコードでパーソナリティを周知
もちろん業務に関連する内容に限りますが、本人の人となりがわかるので、企業内の個人ブログはとても有効です。本人がどのような趣味趣向を持ち、マインドが伝わるようなブログは新規にお付き合いをする上で、担当者を理解する手段として何度も面談を重ねなくても概ね知ることができるのが良いですネ…。
ただし、ブログの内容な決してプライベート色を出さないこと。
3)会社業績・姿勢の見える化
どういう分野で、何年運営している企業なのか…。これは初めて名刺交換する際に必ず気になるところ。よく、おかげさまで○周年とか社名やロゴの近くに記載する企業はありますが、ここはひとつやっぱり注目度を上げたいところ…。
内閣府主催のワークライフバランス推進認定企業100選に選ばれました! とか
おかげさまで第20回!今年もやります駅前クリーニンナップ作戦! など、
就労環境改善に取り組む姿勢や地域への密着性などをそれとなくアピールした方が、何かと話題に事欠かないのは言うまでもありません…。そこには必ず取り組んでいる施策が何回とか何年とかなどを数値化することで取り組む姿勢や深さ、継続性を伝えることができるのです。
4)業務内容のまったくわからない社名や
やる気の無さハンパないロゴなし名刺など…
先代社長がネーミングしたので変更はできない…、のはわかるのですが業務内容を連想すらできない不思議なネーミング企業もまた非常に多いのも事実です。
・やたら安易だと相手にすぐ伝わる…「ABCプランニング」
・業務テリトリーは関東のみなのに…「株式会社日本○○セールス」
・社長の名前の社名、印象薄すぎで記憶に全く残らない…「有限会社鈴木商会」
・超アナログなのに…「株式会社○○ソリューション」
「○○イノベーション株式会社」
・絶対に覚えられない長い企業名…
「業務改善を施して日本社会を真に変える株式会社」
・企画性をまったく感じない…「○○総合企画」
・創立メンバーの頭文字、そんなの知らんし読めない…「R.P.D.U有限会社」
業務内容がよく理解しづらい企業名に関してはざっとこんな感じです…。
せめてク−ルなロゴで印象付けましょう!
5)ありえない裏無地名刺…。
もちろん裏面印刷がないことでコストは抑えることもできますが、その分、せっかくの大切な初回の面談時にお客様へ自社情報をアピールできる内容が少ないというリスクを負うことでもあります。これはもう、商談制約確率の半分を失っているのと同じです。がしかし、ただダラダラと支店リストを印刷するだけでは戦略ツールとしての名刺の有効利用にはほど遠いと言えます。
とにかく、名刺裏面には御社の「旬」な情報記載を心がけてください。詳細は自社サイトをご覧になってもらえば済むわけで、むしろサイトにも掲載していないようなホットニュースが良いです。
まだまだ、たくさん事例のある名刺アルアルですが、また次回にお伝えしようと思います。
どうぞ、皆様、弊社の得意とする収益性を上げる名刺、クロージングに一歩近ずける名刺、CSR感満載名刺、提案先を落とす名刺、提案先の悩みに直球を投げ込む瞬殺名刺など御社の名刺の運用性の低さを感じたらぜひ、今一度見直してみませんか?もちろん単純なコスト削減テーマや、デザインリニューアルのご相談も賜りますのでいつでもお気軽にご相談ください。